緩和ケア医の日々所感

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2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

メタアナリシスを読んでみた:オピオイド系鎮痛薬の便秘について

前回の記事に記載したような乱用防止目的で開発された薬剤でオキシコドン/ナロキソン錠が海外では発売されています。これが、どうやら便秘が少ないらしいとわかってきました。 それを明らかにする目的でメタ分析されたレビューが公開されています。 Opioid-I…

乱用予防の合剤;飲めば鎮痛薬、他の方法で使うと効かなくなる薬剤

ナルデメジンは、末梢性μ受容体遮断薬で、腸管のμ受容体をブロックすることでオピオイドの便秘を改善させます。実は、これよりずっと古い薬剤で、中枢性μ受容体遮断薬のナロキソンという薬剤がありました。いわゆるオピオイドが効きすぎた時、それを打ち消す…

苦悩と苦痛は意味が違います。時に成長させてくれる苦悩とそれをじゃまする苦痛について

緩和ケアは、疾病を持った患者さんやご家族の苦しさに対処してきました。苦しさとは、何なのでしょうか。様々な辛さは、苦痛として存在します。この苦痛を認識し、経験することが苦悩として表現されています。苦悩とは、いのちや生活の質を根底から脅かす、…

4月からの診療報酬改定(2月7日答申が公開されたので更新)

緩和ケアチームの対象に、末期心不全が入り、管理栄養士による加算が新設、チームの専従要件が緩和されるようです。平成偶数年は、診療報酬が改定されます。H30年の今年は、その年に当たっていて、その改定は、中央社会保険医療協議会で話し合われます。この…